旧正月というと、有名なのは中華人民共和国の「春節」ですよね。
台湾でも旧正月(春節)は祝われていますが、時期や内容は中華人民共和国と同じなのでしょうか?
今回は「台湾の春節」について書きたいと思います。
目次
台湾の旧正月・春節 2017年はいつ?
台湾の旧正月・春節は、2017年1月28日(土)です。
春節の前日、日本の大晦日にあたる1月27日(金)から2月1日(水)の6日間が連休になります。
台湾関係に取引先がある方は1月中に業務を終わらせておかないと「取引できない!」状態になってしまうので要注意です。
台湾での旧正月の過ごし方
大晦日である除夕(じょせき)の過ごし方
台湾の人々は、春節の前日、大晦日である「除夕(じょせき)」に家族や一族で集まる習わしです。
なので、除夕の前日や当日は家族の元に帰ろうとするで電車や飛行機など各交通機関も道路も大混雑となります。
皆で夕食を囲絆を確かめ合うのが大晦日の楽しみ方です。
そして、除夕の日には寝ずに過ごします。
これは「守歳」といわれ一晩中明かりをともすことで病気や疫病神を追い払い「順調で幸運な新年になるように」という願いが込められています。
花火や屋台も出たり無料コンサートなども行われるようです。
元旦である「初一」の過ごし方
そして、元旦である「初一」には皆で寺院や廟へお参りに行きます。
その日に夕方には日本でいう「ポチ袋」の代わりに「紅包(ホンパイ)」と呼ばれるおめでたい真っ赤な袋に入れてお年玉を渡します。
海外旅行に行く人も増えている
台湾では年のうちで長い休みがあるのは春節のほかにはあまりないため、最近はこの時期に海外旅行に出かける人も増えてきたようです。
春節の休暇は1週間前後で終わりますが休暇後もお正月気分は続きます。
一大イベント「ランタンフェスティバル」
大がかりな春節最大のイベント正月15日の「元宵節」のランタン(天燈)フェスティバルがメインイベントと言えるかもしれません。
ランタンフェスティバルは各地で行われる行事ですが、人々は火を灯してゆっくり空へと上昇するランタンに1年の願いを込めます。
春節の飾り
麻雀やトランプをしながら夜を明かし、新年の朝には家の門の両側に「春聯(しゅんれん)」という飾りがかざられます。
また、「福字」というものもあります。
福字とは「福」と大きく書かれた飾り物で家の門や壁に貼ります。
この「福字」は家よっては逆さまに貼ることもあり「倒福(福が逆さま)」が転じて「到福(福が訪れるように)」の意味をあらわします。
まとめ
日本で旧正月というと、沖縄など一部の地域で祝われるくらいですが、今回の台湾や中国を始めアジア諸国ではまだまだ根強い文化として生き続けています。
沖縄の旧正月については、本ブログの以下の記事をご覧ください。
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