現在の日本では、1月1日元旦からがお正月というのが主流です。
でも、以前は旧暦のお正月、つまり旧正月をお祝いしていました。
沖縄では1月1日からのお正月を過ごすことが多くなっているようですが、まだ旧正月をお祝いする習わしが残っています。
ちなみに、沖縄の旧正月は「ウチナーソーグヮチ」と言うそうです。
今回は、古い歴史と文化を色濃く残している沖縄の旧正月について書いてみました。
2017年の沖縄の旧正月休みはいつ?
2017年の沖縄の旧正月休みは1月28日(土)です。
沖縄でも新暦の1月のお正月はお祝いをするので、場合によっては新旧2回のお正月をするケースも出てきます。
旧正月をお祝いしているのは、農村部の他、糸満市を中心とした漁港が多いようです。
自然のリズムに沿って作物を育てる農村や、海での漁の安全を祈願する習慣がある漁港では、旧正月のお祝いも根強く残っているんですね。
糸満漁港では、大漁旗を飾り付けて大々的にお祝いをします。
沖縄の旧正月はみんな休むのか?
沖縄は、日本の他の地域と同じカレンダーで動いています。
ですので、旧正月と言えども平日であれば社会は通常運転で、休みではありません。
この点、普通の会社だけでなく、稼ぎ時であるはずのお店までが1週間まるまる休んで派手にお祝いする中国の旧正月とは事情がちがっています。
ただ、2017年の旧正月は土曜日なので、沖縄でもお仕事は休みで、ゆっくりお祝いできそうです。
下の動画は、沖縄の旧正月のお祭りを記録したものです。
沖縄の旧正月のお料理
沖縄は、本土とは違った文化を持っているのは皆さんご存知の通りです。
お正月に食べる「おせち料理」についても、中身は違っています。
今は文化が入り組んでいるので、沖縄以外で見られるようなおせち料理を作る家庭もあれば、「ハイブリッド」なおせち料理を作る家庭もあります。
ですが、基本はやはり沖縄で食べ続けられてきた豚肉料理やソーキ汁、モツの入ったお吸い物である中身汁(なかみじる)、お正月向け食材の昆布を使った料理、そして泡盛を飲む!
近年は、旧正月だからと言って休みにならない=手の込んだ料理を作る時間がない、ということで凝った料理を作る家庭が減りつつあるとのことです。
重箱料理が重要らしい
なお、今回初めて知ったのですが、沖縄では「重箱料理」が重要な地位を占めているようです。
重箱はお正月のおせち料理くらいしか思い浮かばないのですが、これも文化の違い。面白いですね。
沖縄の重箱料理については以下のページが興味深く、とても参考になりました。
まとめ
沖縄の旧正月についていろいろ調べながら、大学時代によく食べていた沖縄そばやチャンプルーを思い出しました。
独特の味わいがあって、それまで食べてきた料理とはまったく違うコンセプトにはまり、毎週沖縄そばの店に通ったものです。
しばらくぶりに行ってみたくなりました。
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